君が振り返る刹那 香るシャンプーの匂い




登場人物・・・恵(めぐみ)、央(ひさし)







「恵!」


呼んだ君が振りかえった刹那の シャンプーの香りが僕は大好きだ。


「なに、央?」
「や、なんも」
「なによ」

へんなの、と呟いて、君の行く先は僕の元ではなく

一つ隣のクラスにいる、“愛する人”の元へ


君のシャンプーの香りが大好きだ。

だってその瞬間だけは、僕の方を向いてくれるから。

それが例え叶わない恋だとしても。

君のシャンプーの香りはいつまでも僕を惑わすんだ。









――――――――――

作品提供@空頼月和さま